ジョゼと虎と魚たち
めずらしくDVDなぞ借りて見てみました。「ジョゼと虎と魚たち」。
まあ、目当ては池脇千鶴が脱いでるとこだったわけですが、これはとりたてて大したものではなく。
全体的に低いテンションで、妻夫木くんも池脇さんも自然な演技で、映像も綺麗で、よい映画だとは思いましたが。
#以下、微妙にネタバレ感があるので、一応分けてみる。
#あんま意味無い気もするけど・・・
ただ、やっぱり障害者をイノセントな存在として描いている感じが、どーにも引っかかる。特にラスト。
なんか妻夫木と出会ったことで明るく自立した女になれた、みたいな感じなんですが、そんなに簡単なものなのか?と。押し入れの中にこもって過ごした20年(くらいだと思う)は何だったの?
単に「不自由さ」を描くために障害者って題材を選んだように思えて、諸手をあげてすばらしい映画だと言う気がしないのですよ。
わたしが勘ぐりすぎなんですかね?うーん・・・
>不自由さ
ま、そうなっちゃうんだろうね。難しいじゃん、何でもいいんだけど「不自由さを描く」のって。「20年間彼氏もいなかった、ましてや外にもでなかった」というのを健常者でやるとこんどは単なる「ひきこもり」みたいに伝わってしまう。
前から思っていたんだけどさ、ドラマにしても映画にしてもそうだけどいないよね。実際に車いすで生活している人や、手話で生活している人がでているのって、あまり。結局さ、涙を誘うためにとか感動を誘う為にそういうのを題材にしてっていう感じがしてならない。簡単だからね。
内容しらなかったからさぁ、なんか良い映画だってきいていたっていうのもあって見たいなと思っていたんだけど私最初の10分で嫌になったのはこれもある。何となく想像出来たからね。ま、たいして見てないのに文句いうのもアレですが。