2006-03-06

ナルニア国物語

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」、見てきました。例によって日曜のレイトショー@府中。

感想としては・・・ややウケ、くらいかねえ。

ディズニーだし、春休み映画としてはこれでいいんだと思うが、春休みなど無い汚れたオッサンであるオレにはちと物足りない。

(この後ネタバレるぜ)

つか、あの弟があっさり改心しちゃってるのがむかつく。
そこは指輪物語のように最後まで煩悶すべきだろ!兄も表面上は許しつつ、心の底では冷たい感情が芽生えてるとかさあ。
あのロリコン鹿男も、王冠授けるときに弟だけ華麗にスルーとか牛糞被せるとかなんかやってくれよ!
全体に毒が無くて、画面も明るくて、なんだかキリスト教的倫理観に埋め尽くされてる感じで、感情移入できなかった。

画面はもちろんすごいんだけど、キングコングとか指輪物語のような(同じ監督だけどさ)お腹いっぱい感が無い。そろそろ最近の観客は慣れて来ちゃってるんじゃないかなあ、と。
上に画面が明るい、て書いたけど、全体に画面がクリア過ぎるのも気になった。陰影があまり無いので、背景がなんだかセットくさく見えてしまう。GC版バイオ1でわざと画面にノイズを足した、とかってのをどっかで読んだが、もうちとアナログ感が欲しかったですな。

と言っても別段つまらなかったわけではなく、レイトショーの1,200円ぶんは十分楽しんだと思う。1,800円でもまあ満足行くかと。
ま、オレの場合、女王様だけで1,000円は突っ込めるわけだが。
なにげに衣装をころころ変えちゃうあたりとか、無表情にひどい台詞吐いたり、ライオンに押し倒されつつ微笑が浮かんでるところとか、たまらんですな(;´Д`)
Sなオレでさえこの有様なので、Mな御仁はこれだけで一見の価値はありかと。

あ、主人公の娘二人は田舎に帰ってよし。成長後が嘘すぎだし。

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