1998-12-23

サンシャインの中…

サンシャインの中にある、ロシア料理のレストラン。

店に入る。しかし店員は誰一人として寄ってこない。こっちを見ても「いらっしゃいませ」と愛想無く言うだけ。あ、これは適当な席に着けということか。これがロシア流か。

席に着く。しかし待てど暮らせど、メニューはおろか水一つ出てこない。しょーがないので、「すいませーん。メニューくださーい」。うーむ、これがロシア流か。

メニューを見る。クリスマスメニューしかない。A〜Eの5つのコースがあるけど、メインと前菜が違うだけ(あと値段)。あ、入り口のところで案内されるのを待ってる客がいる。おいおい、自分から入ってくるのがロシア流なのだぞ。

Bコースを頼む。長い時が過ぎる・・・ボルシチが出てきた。こ、これは・・・給食の味だ!こんなところで懐かしい味に触れられるとは・・・おそるべし、ロシア流。

ボルシチを食べ終わる。永い時が過ぎる・・・店員に尋かれる。「あの〜、次はメインでしたっけ?」・・・え、いや、サラダ・・・応える間も無く去ってしまった店員。よくわからんが、これがロシア流か。

また店員がやってきた。「あの〜、サラダまだですよね?」・・・はい。「申し訳ありません。すぐお持ちします」・・・永い、永い時が過ぎる・・・あ、サラダ来た。どーでもいーけど、後ろに居る客、メインの後にサラダ喰ってるぞ。

さらに長い時を経て、メインの肉がやってくる。ぬるい。まあ、ロシアは寒い土地だからこんなものなのだろう。あ、また、どーでもいーけど、オレらと同じくらいに来た横にいるカップル、さっきからサラダの皿見つめてボーっとしてるなあ。いや、ほんと、どーでもいーんだけど。

またまた店員がやってきた。こんどは伝票を確認しただけ。伝票にはコース名が書いてあるだけなのだが・・・案の定、「あの〜、もうお食事お済みでしたっけ?」・・・い、いや、まだチーズの何とかって言うのがあるんじゃ?「あ、そうですね。すぐお持ちします」

今度はそれほど待たずに(15分くらいか)、チーズの壷焼き(そう呼ばれていた)が来た。オレのテーブルをカツカツ叩き続ける、紳士な態度がわかってもらえたらしい。あ、またまたどーでもいーけど、横のテーブルの外人さん、オレらより後に来たのにもう食後のドリンク飲んでる・・・でもなんか壷焼き来てない感じだけど・・・人種差別なのかな?

2時間近くを経て、よーやくドリンクまでたどり着いた。ロシアンティーと名付けられた、そのよくわからない味のお茶の美味しかったこと!まさに、シベリアの雪原の真ん中で見つけた温泉のようである。ああ、心の底からロシア。

永い永い旅を終えて、レジでお会計。「遅くなっていろいろ申し訳ありません」・・・いや、いいんだ。無言で目も合わさず応えるオレの心中は、彼女に伝わっただろうか。で、またまたまた、ほんっとにどーでもいーんだけど、この店員さんが前に列んでたお客に「いや〜、慣れないことはするもんじゃありませんね〜」・・・え、なにが?まさか、このクリスマスコース・・・接客・・・料理・・・?それとも、このレストランそのものについてなのでは・・・!?

いろいろ恐ろしい想像が駆け巡ったが、それもまた全てロシア。極北の味なのであった。

あ、そうそう、全然関係無いけど、バスト・ア・ムーヴのゲーセン版なんてもんがあるのね。期間限定って書いてあったけど。なかなか妙な代物でした。

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